エアガンのカスタムとかセミスクラッチとか

zeta-lab モシン・ナガン　カスタムその3ではシリンダー内のカスタムについ書きます。

　ピストンですがパッキンが独自規格のため逝かれたら最後です。
　自分のは大丈夫でしたが今後取り替え必要ですので対策しました。
　自分はフライス盤をもってますのでドリルチャックでシアー部の方を置くまで挟み込み簡易の縦旋盤としOリングパッキンのはまる溝をP12.5規格のパッキンがはまるまでけずりました。
　その後内部にマスキングテープがはいるくらいに細くカットし巻き、Oリングをいれピストンのしまり具合を調整しながら行いました。
　

　P12.5でも自分のナガンのシリンダーではたりずかといってもうワンサイズ大きいとはまらないのでマスキングテープの厚みでパッキンのサイズの調整を行った感じです。
　これでピストンの気密はほぼ完璧になりました。
　他の方ですと旋盤変わりになるのが必要ですのですこし難しいかと思いますが効果は大きいので
スカスカで困ってる人はやってみる価値あります。
　(電動ドリルでもドリルを固定できればなんとかなるかと思います。)

　他にですがモシンナガンの騎兵とノーマルではシリンダーつくりが違います。
　


　　ノーマルの方では電動ガンSPがそのままでもはいりますがなぜか騎兵タイプでははまりませんでした。
これも旋盤として使える道具があれば外形削るだけで電動ガン用SP使えます。
　
　
　余談ですが上の写真ですがモシンノーマルとKTWの38の比較写真です。
　(一枚上のとどちらか忘れました(汗　ただ長さがちがったはずですのでこれであってるはずです。)
　使えるかためしてみましたが微妙にKTWの方が大きく共用不可でした。
　
　自分はさらにピストンの衝撃対策に衝撃吸収ゴムを取り付けてます。
　これは数百回射撃後初速が低下してばらしてみましたらピストンヘッドが緩みチャンバーのバレル固定用イモネジがゆるんでバレルがぐらついて前にいってたためです。
　
　衝撃吸収ゴムをピストンヘッドに取り付ける事である程度緩和されました。
　(射撃時対策なしですとシリンダーとチャンバーのセンターがでてる当たり機種ですと発射直後前後
にゆれますが対策をしますとほとんど動かなくなります。)
　穴は皮製品に穴をあけるので抜いてますが16mmのステンレスパイプでバーナーで暖めたあと回転させて
ねじ込んでもきれいにカットできます。(切り取り後すぐに水につけて冷却してください。)
　道具さえあれば簡単な加工ですのでなかなかお勧めできます。
　
　
　ちなみにピストンの横にある棒は試作で製作したエアブレーキピストンです。
　消音効果と衝撃におおきな威力を発揮しましたが初速が大幅にダウンしたため止めたものです。
　
　これもフライスを利用して製作しました。
　

　ただ思わぬ効果でシアーののセンターを出すことができたようで騎兵ではコッキングした後3回ほどボルトを上下動作しましたらシアーが外れ暴発してたのですがこれをつけてぼると操作した後はその現象はなくなりました。(その後はずしてもくみこんでも大丈夫でした。)

　また気持ちボルトの後退も軽くなった感じですので無駄だったわけではなかったようですこしは報われた感じがしました。

　ちなみにゴム貼ってる裏側にM3のネジが切ってありいつでもエアブレーキ取り付け可能になってます。
　(実用で使う事はないかとおもいますがシアーはずして再度組むときのセンターだしで使うかと思い取ってあります。)


　あと最後にですがピストンいれる時のワンテクニック紹介します。
　ZETAのナガンシリンダーはネジが切ってない所と切ってある所で段差があり、切ってない所はすこしせまくなります。
　シリンダーとピストンがシームレスならいいのですが微妙にかみあってないのかそのまま無理していれてシリンダーヘッドを締めますと高確率でパッキンをシリンダーとシリンダーヘッドのネジ部分に挟み最悪パッキン千切れます。

　これを防止する処置としてまずピンポンチをノズルからさしこみピストンを押し込みます。
　ちなみにシリンダーはレシーバーに組み上がった状態になります。
　そしてピストンを押し込んでるときにペンチでシリンダーヘッドの二つの穴にさしこんでぐるぐると締めます。
　これでほぼOリングを噛むことがなく安全にピストンヘッドを締めれます。

　初速が出せず高レートで組んでる方は特にこの方法は便利ですのでお勧めします。